マニー・パッキャオ、復帰のチャンスが早くも閉じつつある

マニー・パッキャオがWBCウェルター級王者マリオ・バリオスとの対戦で復帰するチャンスが早くも消えかかっています。

パッキャオの復帰の窓口が徐々に閉じる
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8階級制覇の世界王者であるパッキャオは、2021年にプロとして最後の試合を行い、ヨルデニス・ウガスに敗れてWBAウェルター級世界タイトルを失いました。その後、バリオスを含む複数の対戦相手との噂が立ちましたが、バリオスが11月に行われるマイク・タイソン対ジェイク・ポールのアンダーカードでアベル・ラモスと対戦することが発表され、この計画は頓挫しました。

バリオスのトレーナー、ボブ・サントスはWorld Boxing Newsに対し、タイソンとポールのアンダーカードに出場する機会は見逃せないと話しています。

「パッキャオとの試合は何らかの理由で実現できませんでした。交渉は行われていましたし、パッキャオも我々も試合を望んでいました。素晴らしい世界タイトル戦になったはずですが、タイミングが合わなかったのです。この機会はNetflixやジェイク・ポール対マイク・タイソンとともにあり、これは単なるボクシングイベントではなく、最大級のイベントの一つです。視聴者数も途方もないものになるでしょう。」

「時間切れが迫る」

一方で、MPプロモーションズのアドバイザー、ショーン・ギボンズはWorld Boxing Newsに対し、対戦の可能性が「時間切れになりかけている」と述べました。これは、パッキャオが最近、2025年のフィリピン上院選挙に出馬する意向を示したためです。

パッキャオは2022年に大統領選挙に出馬した後、今度は上院に復帰を目指しています。

「バリオスが試合後どうなるか見てみましょう。我々は少し時間がなくなりつつあります。マニーが2025年の上院選挙に出馬を表明したため、2月から5月11日まで選挙活動で忙しいのです。しかし、その後何が起こるかは分かりません。バリオスとのタイトル戦が実現する可能性も残っています。」