
「エル・マニフィコ」イスラエル・バスケスに追悼の声が続々
イスラエル・バスケス、「エル・マニフィコ」として知られる元ボクサーががんのため亡くなり、追悼の声が各地から寄せられています。
メキシコ出身の元世界王者イスラエル・バスケスが月曜日に亡くなりました。享年46歳。
3度のジュニアフェザー級世界チャンピオンに輝いた彼に対し、伝説的なトレーナーであるフレディ・ローチ氏は「これまで一緒に仕事をした中で最も素晴らしい選手の一人だった」と称賛のコメントを寄せました。
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また、アメリカの名トレーナー兼解説者テディ・アトラス氏もSNSで彼の写真を投稿し、「辞書で『戦士』の定義を探す必要はない。ここにある」と賛辞を贈りました。

「ファンのために戦った男」
アメリカのマネージャー、フランク・エスピノーザ氏は、バスケスを「ファンのために戦った戦士」と評しました。
彼のコメントによると、バスケスは恐れを知らない攻撃的なスタイルで観客を魅了し続けました。
「彼はファンのために戦い、それが彼にとって最大のアドレナリンとなった。お金のためでもなく、ただ勝利し、人々に喜びを与えるために戦った。彼は真の戦士であり、チャンピオンだった」と述べています。
さらに、バスケスは同郷のラファエル・マルケス選手との激闘で知られています。両者は4度対戦し、それぞれ2勝を挙げる名勝負を繰り広げました。
WBC会長からの追悼メッセージ
WBC(世界ボクシング評議会)のマウリシオ・スライマン会長も「エル・マニフィコ」への敬意を表しました。スライマン氏は火曜日にバスケスの死を知り、次のように述べました。
「イスラエルはついに安らぎを得ました。彼の家族に神の力が届きますように。妻のローラさん、子どもたち、ご家族、友人たちにこの困難な時期を乗り越える力が与えられることを祈ります。」
バスケスは2004年にホセ・ルイス・バルブエナを破りIBFスーパーバンタム級タイトルを獲得。2005年にはオスカー・ラリオスを下し、WBC王座を手にしました。