井上尚弥と晝田がMVP。

2023年の年間優秀選手を決める選考会が2日、都内で開催され、男子の年間最優秀選手賞には世界S・バンタム級チャンピオンである井上尚弥(大橋ジム所属)が満票(32票)を獲得し選出されました。井上はこのほかにもKO賞や年間最高試合(スティーブン・フルトン戦)にも輝きました。準MVPとなる技能賞にはWBC・WBAスーパー世界L・フライ級王者の寺地拳四朗(BMB所属)、殊勲賞には前WBO世界S・フライ級王者の中谷潤人(M.T所属)が選ばれました。

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井上尚弥は6年連続7度目のMVPを受賞し、自身の最多記録を更新しました。昨年は米国のスティーブン・フルトンと比国のマーロン・タパレスの2人の統一王者を撃破してS・バンタム級の頂点に立ち、さらに海外メディアでも多くのMVPを獲得しました。井上は受賞の報に接し、「MVPを6年連続で受賞することは、これまでの努力が報われたと感じています。大橋会長をはじめとするスタッフ、そして常に応援してくれるファンの皆様に感謝しています。今年も素晴らしい試合ができるよう頑張りますので、引き続き応援をよろしくお願いします」とコメントしました。また、井上の父である真吾氏もトレーナー賞を受賞しました。

新鋭賞には那須川天心(帝拳所属)が、努力・敢闘賞には前日本バンタム級王者の堤聖也(角海老宝石所属)が受賞し、女子最優秀選手にはWBO女子S・フライ級王者の晝田瑞希(三迫所属)が選出されました。

年間賞の選考は日本ボクシングコミッション(JBC)の委託を受けた東西の運動記者クラブボクシング分科会やボクシング専門メディアによって行われ、各賞の投票総数は32でした。