豊嶋亮太が坂井祥紀を2-1で破り、日本タイトルを獲得。
4日、後楽園ホールで開催されたチャンピオンカーニバルの日本ウェルター級タイトルマッチでは、豊嶋亮太(帝拳)が挑戦者1位から王座を目指し、王者の坂井祥紀(横浜光)に挑みました。この一戦は激しい攻防が繰り広げられ、スコアは96-94×2、94-96で豊嶋が2-1判定勝ちを収め、新チャンピオンに輝きました。
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豊嶋と坂井の対戦は以前にもあり、豊嶋は21年12月に坂井に挑戦して判定負けを喫していました。その後、坂井が日本王者として3度目の防衛戦に臨む中、ベルトを失った豊嶋が再び挑戦者として立ちはだかりました。両者は試合序盤から激しい打撃戦を展開し、互いに攻防の応酬を繰り広げました。坂井はジャブや右ボディーなど多彩なパンチを繰り出し、一方の豊嶋は強烈な左ボディーショットで反撃しました。
試合は激闘を続け、豊嶋が中盤以降にペースを上げ、坂井に対してプレッシャーをかけました。豊嶋の攻勢に対して、坂井も粘り強く対応し、一進一退の攻防が続きました。特に8回では豊嶋が左フックで坂井をロープ際に追い込む場面もありましたが、坂井も抵抗を続けました。
試合終盤に向けても両者の激しい戦いは続き、最終回まで譲らない様子が見られました。結果的には豊嶋が判定勝利を収め、日本ウェルター級タイトルを手にしました。この勝利により、28歳の豊嶋は戦績を19勝11KO3敗1分とし、坂井は33歳で29勝15KO14敗5分となりました。
試合後、豊嶋は「この試合は根比べになってしまったが、ボディの威力があったから勝ったと思う。次回はもっと落ち着いて技術を発揮したい」とコメントしました。一方の坂井は「途中で採点でもう少し取れていると思ったが、相手のプレスに付き合わない作戦だったので、それが消極的に見えたのかもしれない。次への意欲がある」と述べました。