重岡兄弟が3月31日に名古屋で世界防衛戦。

WBCミニマム級王者の重岡優大(ワタナベ)とIBF同級王者の重岡銀次朗(同)が、3月31日に名古屋国際会議場イベントホール「トップPresents 3150FIGHT vol.8」で世界防衛戦を行います。優大はWBO王者でWBC6位のメルビン・ジェルサレム(フィリピン)と、銀次朗は同級9位アルアル・アンダレス(フィリピン)と対戦します。この発表は、5日の記者会見で行われました。

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銀次朗(10勝8KO1無効試合)は昨年1月にIBF王者ダニエル・バジャダレス(メキシコ)に挑戦しましたが、バッティングで試合が中断され、無効試合となりました。その後、暫定王座に就いた銀次朗は、10月に再びバジャダレスと戦い、正規王者に昇格しました。記者会見で銀次朗は、「(アンダレスの)前回の試合は終始頭にありますが、バジャダレス戦ほど危険ではないと感じています。そして、今回は決着をつけるつもりです」とコメントしました。

一方、アンダレス(14勝6KO2敗3分)は昨年5月に小浦翼戦、10月に元WBO王者ウィルフレド・メンデス戦と続けて負傷ドローに終わりました。アンダレスはリモートでの会見に参加し、「積極的に前進して戦います。そして、バッティングには十分に注意して戦います。必ずベルトをフィリピンに持ち帰ります」と意気込みを述べました。

さらに、ジェルサレムは昨年1月に谷口将隆(ワタナベ)をKOして王座を獲得しました。優大(8勝5KO)は、「(ジェルサレムは)一発でKOする力があります。スタイルやタイミングも特殊なので、充分に準備する必要があります。KOを狙って臨みます」と述べました。 イベントのメインは元2階級制覇王者の亀田和毅(TMK)とIBFフェザー級2位のレラト・ドラミニ(南アフリカ)の直接対決です。また、マッチルームボクシングが主催する「プライズファイター」ミドル級トーナメントも行われます。