阿部麗也:日本のフェザー級世界タイトル挑戦者。

阿部麗也(KG大和)は、3月2日に迫ったIBFフェザー級王座決定戦で、現王者ルイス・アルベルト・ロペス(メキシコ)に挑戦する。この一戦には、日本ボクシング界のフェザー級の歴史が色濃く反映されており、これまでの偉業を収めた選手たちの名前が脈々と息づいています。

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フェザー級は日本勢にとって常に高い壁が立ちはだかる階級とされており、その歴史は数多くの波乱に富んでいます。初めて日本人が世界王座に挑戦したのは1960年、高山一夫がデビー・ムーア(米)に挑んだ時でした。しかし、その後もなかなか世界タイトルを手にすることはできませんでした。

68年になって初めてフェザー級王者となった西城正三、そして70年には柴田国明がメキシコのビセンテ・サルディバルをアウェーで下して注目を集めました。その後も、久保隼が2006年にWBC王座を獲得するなど、快挙が続きましたが、その間にも日本選手はフェザー級での王座奪取に挑み続け、様々なドラマが繰り広げられました。 今回、阿部がニューヨークでの戦いで勝利すれば、2006年以来13年ぶりとなる日本人フェザー級世界王者の誕生となります。その期待が高まる中、往年の名勝負や歴史的瞬間を振り返りながら、阿部の一戦に注目が集まっています。