大橋哲朗、10回TKOでS・フライ級WBO-AP新王者。
WBOアジアパシフィックS・フライ級タイトルマッチが6日、後楽園ホール「WHO’S NEXT DYNAMIC GLOVE on U-NEXT」のセミファイナルとして開催されました。この試合では、挑戦者3位の大橋哲朗(真正)が王者の中川健太(三迫)と対戦しました。激しい12回戦の末、大橋は10回2分48秒TKOで中川を破り、新たな王者として輝きました。中川は2度目の防衛に失敗しました。
中川は38歳のベテランであり、昨年7月以来の防衛戦に臨みました。このサウスポー同士の対決では、初回から大橋が積極的に攻撃を仕掛け、中川も3回にペースを上げ、4回にはボディショットで応戦しました。しかし、両者とも序盤はなかなかペースをつかめず、クリーンなヒットを出すことができませんでした。
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5回では、偶発的なバッティングで大橋が左目上をカットしましたが、その後も両者はフェイントをかけ合い、パンチを交換していきました。9回までの打ち合いも激しく、中川がチャンスをつかむ場面もありましたが、10回に大橋が左で中川をダウンさせました。中川は立ち上がりましたが、大橋の猛攻に耐え切れず、試合はストップとなりました。
大橋は試合後のインタビューで、「今日は絶対に勝つと決めてがんばってきた。2月1日に親友を失い、これを言ったら失礼だけど、そのおかげでも強くなれた。一輝、やったぞ! 将来『一輝、オレは世界チャンピオンになったぞ』と言えるようにがんばります」とコメントしました。
他の試合では、眞下公翔がダルメンダーに3-0の判定勝ち、富岡樹が加藤亜礼史を6回TKOで下し、田中佳斗が服部凌河に2-0の判定勝ちを収めました。