ネリ、井上挑戦。5月6日、東京ドームで自信。
5月6日の東京ドームで行われる「Prime Video Presents Live Boxing 8」のメインイベントで、S・バンタム級4団体統一王者である井上尚弥(大橋)に挑戦する元2階級制覇のルイス・ネリ(メキシコ)が24日、東京・神楽坂の帝拳ジムでメディアの取材に応じました。
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ネリのミット打ちは、腕がしなるほどの迫力がありました。ジムには70人ほどの報道陣や関係者が集まり、ジムのスリッパが足りなくなるほどの盛況ぶりでした。笑顔でバンデージを巻いたネリは、トレーナーのサミール・ロサーノ氏とともに記者会見しました。
日曜日に来日したネリは、「東京は前からとても好きだ。静かで居心地がいい。前回(18年3月1日の山中慎介戦い)は寒かったけど、今回は暖かいので体重を落とすにも好都合だ。過去の試合に比べて10倍、20倍よく仕上がっている」と自信を示しました。この日の体重は127ポンド(57.6キロ)で、S・バンタム級のリミットまで2.3キロ余裕があることも明かしました。
井上の存在は、井上が優勝したトーナメント戦WBSS(ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ)のころから意識していたそうで、「私はWBSSに出たかったが、出られなかった。4年間待ち続けた」と悲願の井上戦であることを明かしました。
井上については、「グレートなボクサーだと思う」と敬意を忘れませんでしたが、「海外メディアに“井上は平凡ボクサー”と発言しているが?」と問われると、「そう思う。過大評価されていると思う」、「バスケットボールのマイケル・ジョーダンのような選手ではない」とバスケのレジェンドの名前を上げて説明しました。井上の弱点を問われると、「いくつか見つけている。勉強してきた。ディフェンス面だけでなく、それ以外にもいくつかある」と強気な姿勢を見せました。 ネリは「とても厳しい試合になると思うが、それは私にとっても井上にとってもだ。ともに勝つ可能性があるが、私はメキシカン、すべてをリングで出し、リングで死ぬ覚悟がある」と必勝を宣言しました。彼の練習はシャドーボクシングとミット打ちを1ラウンドずつ披露し、そのワイルドなパンチはなかなかの迫力がありました。井上真吾トレーナーも「ワイルドな打ち方は想定内。(発言内容は)リスペクトしながら自分の気持ちも伝えていた。普通ですよね」とコメントしました。「思いのほかサクッといくのか、厳しい試合になるのか。どっちもありますよね。そこは本番になってみないと分からないですね」と本番を楽しみにしている様子でした。