藤田健児、左腕骨折もWBO-APフェザー級王座防衛。
WBOアジアパシフィック・フェザー級タイトルマッチ12回戦が1日、後楽園ホールで開催された「WHO’s NEXT DYNAMIC GLOVE ON U-NEXT Vol.17」のセミファイナルで行われ、王者の藤田健児(帝拳)が挑戦者3位のロデックス・ピアラ(フィリピン)に3-0の判定勝ちで初防衛に成功しました。スコアは114-113、115-112、116-111。
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藤田、左手首骨折も初防衛成功
元トップアマチュアのサウスポー藤田は今年1月に初タイトルを獲得。10戦全勝のピアラを迎えました。藤田は圧力をかけながら右を散らし、左ストレートを上下に打ち分けました。ピアラは藤田の打ち終わりに左フックを強振しました。2回、偶然のバッティングが発生し、藤田が倒れましたが、レフェリーから休憩が与えられました。再開後、藤田が左を繰り出し、バランスを崩したピアラがダウンしました。
その後、藤田はスピードで上回り、フットワークを駆使してKOを狙いましたが、5回にピアラの右が決まり、藤田は大きくのけぞりました。藤田は左目上をカットしましたが、6回には左ボディでピアラにダメージを与えました。ピアラは強打を打ち返すものの、藤田のリードが続きました。9回に再びバッティングが発生し、ピアラが左目尻をカットしました。
終盤、藤田は左を出さなくなり、ピアラの攻撃をしのぐ展開に。11回、ピアラの左フックで藤田が転びましたが、これはスリップと判定されました。試合は藤田がまとめ、初防衛に成功しました。