異色ホープ、井上彪が敗れ、WBO-AP・L・フライ級王座獲得ならず。
21日、大阪市の住吉区民センターで行われたWBOアジアパシフィックL・フライ級タイトルマッチは、注目の一戦となりました。王者である25歳のジェイソン・バイソン(フィリピン)は、挑戦者で同級10位にランクされる井上彪(25歳、六島)と対戦し、試合を手数で圧倒し、山中竜也から奪ったタイトルの初防衛に成功しました。
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バイソンは試合開始から右フックで井上をぐらつかせ、その後も大振りながらも力強い攻撃を繰り出しました。一方の井上はボディパンチから攻め込みたかったものの、バイソンの守勢に回らされる形となりました。バイソンは最後までスタミナを切らすことなく、精力的なパンチを繰り出し、試合を支配しました。バイソンの戦績は12勝5KO1敗1分1無効試合であり、一方の井上はこの試合で初めての敗北を経験し、戦績は4勝2KO1敗となりました。
同じ興行で、東京農業大学の主将であり、社会人選手権2連覇を果たした韓亮昊(カン・リャンホ、六島)はS・フライ級6回戦でタイ人のWBO-APランカーとデビュー戦を戦い、連打で3回1分49秒のTKO勝利を収めました。