ガルシアが体重超過で登場し、ヘイニーを3度倒して判定勝ち。

WBC・S・ライト級王者デビン・ヘイニー(米)とライアン・ガルシア(米)の一戦は、20日(日本時間21日)にニューヨークのバークレイズ・センターで行われました。この試合は大いに注目を集め、多くのファンが期待に胸を膨らませていました。

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しかし、試合前の緊張感や期待とは裏腹に、結末は予想外の展開となりました。ガルシアは前日の計量で体重超過を犯し、その結果、試合前にWBCのマウリシオ・スライマン会長によってヘイニーは王者に据え置かれました。

試合の前半、ヘイニーはやや優勢な立ち回りを見せていました。しかし、初回からガルシアが左フックでヘイニーをグラつかせ、場内には大きな歓声が鳴り響きました。2回にはヘイニーが右ストレートで応戦し、クリンチを交えながらもパンチを繰り出し、6回までやや有利に進めました。

ところが、7回に入るとガルシアの得意とする左フックが炸裂し、ヘイニーをマットに沈めました。その後もガルシアは圧倒的なパワーで攻め続け、10回には再びヘイニーをダウンさせるほどの活躍を見せました。11回にもガルシアの左フックがヘイニーを3度目のダウンに追いやり、会場は大いに沸き立ちました。

スコアカードは一部で112-112という争いもありましたが、114-110、115-109という結果でガルシアが勝利しました。この試合は中盤から終盤にかけては観客席が総立ちとなり、両者の熱戦が続いたことを示しています。 試合後、両者は互いに深いリスペクトを示し、試合前の騒動を忘れたようにハグを交わしました。オッズを覆し、25勝20KO1敗の戦績を持つガルシアと、初黒星を喫したものの31勝15KO1敗の戦績を誇るヘイニー。彼らの壮絶な一戦は、多くのファンに強烈な印象を残したことでしょう。