フィゲロアが9回KO、スタニオニスはWBAウェルター級王座防衛。

ラスベガスのT-モバイル・アリーナで行われたカネロ・アルバレスとハイメ・ムンギアのS・ミドル級4団体統一戦の前座において、WBCフェザー級暫定王座タイトルマッチが注目を浴びました。暫定王者であるブランドン・フィゲロア(米)は、ジェシー・マグダレノ(米)との激戦を制し、9回2分59秒でのKO勝利を収めました。

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この試合では、マグダレノが積極的に攻勢を仕掛け、初回からフィゲロアにプレッシャーをかけました。フィゲロアは機敏な動きで対処し、4回ごろからは積極的に攻め立て、マグダレノをロープ際に追い詰める展開となりました。両者の攻防が続く中、フィゲロアは9回に猛攻を仕掛け、連打でマグダレノを追い詰めました。終了間際、フィゲロアの左ボディーが決まり、マグダレノはノックアウトされました。

この勝利により、フィゲロアは14ヵ月ぶりのリング復帰でありながら、25勝19KO1敗1分の戦績を更新しました。一方のマグダレノは、元WBO・S・バンタム級王者として29勝18KO3敗の戦績を持ち、この試合での敗戦を喫しました。

また、このイベントのもう一つの注目すべき試合はWBAウェルター級レギュラー王座タイトルマッチでした。王者のエイマンタス・スタニオニス(リトアニア)は、挑戦者のガブリエル・マエストレ(ベネズエラ)に対し、3-0の判定勝利を収め、V1に成功しました。

この試合では、前半からマエストレが左右フックを繰り出し、スタニオニスが2年以上のブランクを経てリングに復帰するものの、4回あたりからエンジンをかけ始めました。6回にはスタニオニスが右強打を叩き込み、左目尻が腫れるなどのダメージを与えましたが、左ジャブを駆使してリードをキープしました。9回にはマエストレが抵抗を見せましたが、ダメージを与えることができず、スタニオニスの圧倒的な戦いぶりがスコアカードに反映され、117-111、118-110、119-109という大差での判定勝利となりました。

この勝利により、スタニオニスは15勝9KO無敗という戦績を持ち、自身の王座防衛を果たしました。一方のマエストレは元WBA暫定王者として6勝5KO1敗1分の戦績を持ち、今回の試合での敗戦を喫しました。