クロフォードのIBFウェルター級王座く奪が注目され、4団体統一王者と指名試合が関連しています。 

ウェルター級統一王者テレンス・クロフォードのIBF王座く奪が話題に浮上している。クロフォードは7月にエロール・スペンスJrとの統一戦に勝利し、4団体統一に成功。しかし、先週、IBFはクロフォードが暫定王者ジャロン・エニスとの指名試合を行わないとしてクロフォードの王座をく奪。統一王者と王座く奪の関連性に注目が集まっている。 
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統一王者として注目されるクロフォードに対し、他の統一王者たちは現時点で王座く奪の危機に直面していない。ESPNのマイク・コッピンガー記者によれば、4つの統括団体は指名防衛戦を先送りできる「例外」を設けており、統一戦はその一例。しかし、クロフォードとスペンスの再戦条項がクローズアップされ、IBFが再戦を「例外」に認めていないことから、クロフォードの王座はく奪されたと報じられている。 
 
一方で、スペンスは過去の戦績や怪我、交通事故、網膜裂孔の発覚などで指名試合から遠ざかり、クロフォードとの再戦を行使すればクロフォードは再戦を行わなければならない契約だった。IBFのダリル・ピープルズ会長は、スペンスの負傷の程度を考慮すべきだったとし、「彼の回復時間を過小評価していた」と述べている。 
 
統一戦が増える中、日本の井上尚弥もS・バンタム級4団体統一戦に臨むことが決まっており、統一王者となれば複数の指名試合を受ける可能性がある。井上はこれについて「王座統一後は団体の方針に従ってベルトを手放す可能性を理解し、その上でS・バンタム級でさらに数試合したい」と語っている。